病院からのお知らせ

当院の新型コロナウイルス感染対策

掲載日 : 2020.05.01(金)

 新型コロナウイルス感染拡大に際し、当院の感染対策についてご報告申し上げます。

 

全体  

 標準予防策を徹底して施行しています。こまめに換気を行い、感染が発生しにくい環境づくりを行っています。

 職員は出勤時・退勤時に検温、37℃以上の発熱者や感冒症状がある場合は出勤停止としています。また、職員の家族に同様の症状がある場合にも、新型コロナウイルス感染症ではないとはっきりするまでは出勤停止としています。新型コロナウイルスの診断に至らなかった場合にも、症状消失後72時間まで出勤停止としています。

 最新の新型コロナウイルスに関する情報を共有し、いち早く感染対策を改善するため少なくとも週1回感染対策委員会を開催しております。

 

外来  

 感冒症状や発熱の患者様は、まず新型コロナウイルス感染症相談ダイヤルに電話していただき、医療機関受診を促された場合のみ受診していただきます。受診された際には、お車もしくは別室での診察を行い、他の患者様と接触されないように配慮しています。

(新型コロナウイルス感染症の疑いが強い患者様の診療は行っておりません。)

 また、症状がない全ての訪問者に対してインターホンで対応し、院外で検温して発熱が無い方のみ院内に入っていただいています。

 

入院  

 現在、緊急入院の対応は行っておりません。他院から転院されてくる患者様に関しては、転院前14日間発熱が無い事を条件にお受入れし、入院後7日間は個室対応しています。当分の間、入院患者様の面会については禁止させていただいております。(※ 5/15一部修正あり )

 

 デイケア

 37℃以上の発熱や感冒症状がある場合にはご利用を控えていただいております。ご利用者様やご家族様、担当ケアマネージャーとこまめに連絡を取り、体調に異常にいち早く気が付くように心がけています。座席の間隔を広く取り、感染しにくい環境づくりに努めています。

 

ご不便をおかけしますが、ご協力よろしくお願いいたします。

                        

明和会茂木病院 院長 茂木 祥正

 

※標準予防策とは・・・

標準感染予防策ともいわれ,院内感染予防の標準対策として米国で作成されました。院内感染予防対策は,米国ではさまざまな変遷を経て現在の標準感染予防策が推奨されています。これは全ての患者・医療従事者に適応され,病原微生物の感染源確認の有無にかかわらず,血液,全ての体液,汗を除く分泌物,排泄物,傷のある皮膚,そして粘膜が感染原因になりうるという考えに基づいています。

標準的感染予防策は以下通りです。

  • 手洗い:感染源となりうるものに触れた後,手袋を外した後,つぎの患者に接するとき,普通の石鹸を使っておこなう。
  • 手袋:感染源となりうるものに触れるときや患者の粘膜や傷のある皮膚に触れるとき,清潔な手袋を着用する。使用後,もしくは非汚染物や他の患者に触れるときは,手袋を外し,手洗いする。
  • マスク・ゴーグル・フェイスマスク:体液・体物質等が飛び散り,目・鼻・口を汚染する恐れのある場合に着用する。
  • ガウン:衣服が汚染される恐れのある場合に着用する。汚染されたガウンはすぐに脱ぎ,手洗いをする。
  • 器具:汚染した器具は,粘膜・衣服・環境を汚染しないように操作する。再使用するものは,清潔であることを確認する。
  • リネン:汚染されたリネン類は,粘膜・衣服・他の患者・環境を汚染しないように操作し,適切に移送・処埋する。

茂木病院